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第105回薬剤師国家試験について
第105回薬剤師国家試験の合格発表が3/24(火)に行われました。
一部の薬学生からは「思っていたより難しかった」という声を耳にしましたが、
結果はどうだったのでしょうか。結果を振り返ってみましょう。
●受験者数
14,311名(昨年比 -65名)
●合格者数
9,958名(昨年比 -236名)
●合格率
69.58%(昨年 70.91%)
合格率が過去5年の中で最低となり、初めて7割を割りました。
科目の壁を越えた複合的な問題が多く、「総合的な力」や「考える力」を問われる問題が多かったようです。
また、
・地域包括ケアシステム
・健康サポート薬局の役割
・かかりつけ薬局が果たさなければならない役割
・ポリファーマシー
・重複投与
・残薬をふまえた処方提案
など、臨床現場での対応能力が備わっているか問われる問題が多く出題されていました。現役の薬剤師としても抑えておくべき必要不可欠なテーマです。
今後より一層、薬剤師の存在価値や意義を問われる中で
大学教育や国家試験も適応しているのでしょう。
厚労省のHPから問題を見ることができるので、ぜひ腕試しに取り組んでみてください。
薬剤師免許はあくまで業務を行うための資格であり、大事なのは薬剤師としての”真価”です。それは行動で示すしかありません。
知識は使ってこそ意味を成します。蓄えた知識をどれだけアウトプットできるか?
これから世に出る薬剤師のみなさんには「生き残れる薬剤師」になることを期待しています。